むいむい徒然草～B編～

約5年ぶりにやってきました、今帰仁城跡
案内板がめっちゃ立派になってるような…

前回はレンタカーで連れて来て貰いましたが、今回は自力（バス）

空港直行バスは時間が合わなかった為、117系統＆66系統使用だったんですが
飛行機も名護までのバスも遅れ、かなりスリリングな乗り継ぎでした

で、バス停からは1㎞以上あります（しかも80mくらいの登り）…神戸より10℃高い
環境下で早々にバテてしまい、一寸休憩

気を取り直して、今帰仁村歴史文化センターへ

今帰仁のノロが使っていた、立派な勾玉の首飾り



…の向かい側に、それは鎮座していました

拵まで忠実に再現された、千代金丸の複製





茎には「琉球」の文字

日本刀の構造を踏襲しつつも、独特の造形が美しい…
花柄とハート柄と四つ葉柄がかわいい…

本歌が撮影可になった「なはの日（7/8）」に豪雨騒ぎで来られなかった心残りを
晴らすように、心ゆくまで接写しました

1416年に尚巴志によって北山王・攀安知が攻め滅ぼされた際、命を守る力があった
為に主を自刃させる事ができず志慶真川へ投げ捨てられ、伊平屋島の住人によって
尚氏に献上されたという千代金丸。2015年に約400年ぶりに「里帰り」したそうです
長野・神奈川・東京で分業して作成されたとの事で、この複製刀も本歌と同じく
「ヤマト生まれの琉球育ち」になっていくと思うと胸熱です


千代金丸（複製）を堪能した後、城跡へ

直線の石階段が有名ですが、旧道も趣深いです

中山の軍は此処から攻め登ってきたのでしょうか

痛々しい台風の爪痕…復旧を願わずにはいられません。





聞いた事のない蝉の鳴き声が2種類響き渡っていたのですが、どうやら
クロイワツクツクとオオシマセミだったようです
声は全然違うのに姿はそっくりだそうで、これはどちらなのか…



歴史文化センターに標本が展示してあったのですが、退色していて
あまり判別ができず

撮影スポットと思しき場所がいくつかありました



帰りは下りで楽＆良い眺め

行きは気付かなかったのですが、下りきった所に「北山城址参詣道」と書かれた
石碑がひっそりと佇んでいました。
今帰仁城は島津藩の琉球侵攻後に廃城となってしまいますが、その後も
拝所として人々の精神的な拠り所となっていたそうです

（つづく）